オーストラリアのサーフィンの歴史を調べていると、では1788年には漁の道具としてサーフィンをしていたというのだから驚きです!
1914年にマーガレット・リバーでオーストラリア初となるサーフィンの大会が開催され、
ワールドチャンピオンを決めるプロの大会でもほとんどがオーストラリア人が勝つという時代があった程のサーフィン大国オーストラリア。
そんなオーストラリアからパリオリンピックに出場する選手は4人。
モリー・ピックラム、ジャック・ロビンソン、タイラー・ライト、イーサン・ユーイングです。
全員WSLのCTツアーで活躍中ですが、オリンピックは初出場!!!!
オーストラリア代表選手のプロフィール(生年月日や身長などについて)
パリオリンピック会場のチョープーでは、右から左へ波が崩れていくレフトハンドブレイクでグーフィースタンスの方が好都合なんだって!
今回紹介するオーストラリアの選手達は、みんなレギュラースタンス(左足が前)でした。
モリー・ピックラム(Molly Picklum)
2023年CTランキング5位
2002年11月26日生まれ 21歳
165cm 62kg
オーストラリア・ニューサースウェールズ州テリガル
レギュラースタンス
2022年からCT参戦している若手世代の代表。
ハワイのサンセットでの大会では2023年2024年と2連覇しています。
ジャック・ロビンソン(Jack Robinson)
2024年7月時点でCTランキング3位
1997年12月27日生まれ 26歳
180cm 81kg
オーストラリア・マーガレットリバー
レギュラースタンス
2021年からCTフル参戦するようになり、あっという間にランキング上位者となったロビンソン。
今シーズンも既に2大会で優勝しています。(ハワイのサンセットビーチとオーストラリアのマーガレット・リバー)
2020年にブラジル人モデルのジュリア・ムニズと結婚して、男の子も生まれています。
ロビンソンは3歳の頃からサーフィンを始め、11歳の頃にはノースショアのパイプラインでサーフィンをし、幼い頃から【次のケリースレーター】と雑誌の表紙を飾るほど注目されていました。
「子どもの頃は無謀だった。ただ挑戦するだけで、何も考えていない。
今でも恐怖心はあるけど、それをどうコントロールするかだと思うよ。
怪我をすることもあるから気をつけないといけないし、慎重になりすぎてもいけないし、その絶妙なバランスがね。波と海に敬意を払わなければならない。危険だから、賢明にね。」
「幼少期に過ごした場所に恵まれていたよ。遠征やスポンサーなど確かに困難なことはたくさんあったけど、長い目で見れば、乗り越えなければならなかったことだし、それも仕事の一部さ」と語った。
オリンピック インタビュー
タイラー・ライト(Tyler Wright)
2023年CTランキング3位
1994年3月31日生まれ 30歳
170cm 68kg
オーストラリア・ニューサースウェールズ州カルバーラビーチ
レギュラースタンス
兄オーウェン・ライトは東京オリンピック銅メダリストです。
2011年17歳という若さでCTフル参戦。
2022年に同性パートナーと結婚しています。
イーサン・ユーイング(Ethan Ewing)
2023年CTランキング2位
1998年9月2生まれ 25歳
178cm 77kg
オーストラリア・クイーンズランド州ノースストラドブローク島
レギュラースタンス
イーサンにとって2023年は大変な1年でした。
オーストラリアのベルズビーチの大会で優勝、メディーナとのヒートでのジャッジ論争でブラジルサーフファンからの殺害予告、タヒチでフリーサーフィン中の脊椎骨折と・・・。
そんな中でも2位という結果を残しています。
母親ヘレンは女子サーフィン会のパイオニアで、1983年にベルズビーチの大会で優勝しています。
2005年に乳がんで他界。イーサンがまだ6歳の時でした。
母親がベルズビーチで栄光を勝ち取って40年後、イーサンもベルズビーチで優勝。母親のトロフィーを枕元に置いて育ったイーサン。同じトロフィーを獲得した唯一の親子となったのです。
「このトロフィを夢見てきたんだ。ベルズビーチの階段に刻まれた母の名前を見てきた。そして今自分の名前がそこにある…これはとても特別なことだ」
オリンピック Who is Ethan Ewing?
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