【Paris 2024】オリンピック サーフィンの新世界代表CT選手について

アメリカ、オーストラリア、ブラジルと紹介してきましたが、最後に紹介しきれなかったCT選手達をまとめておきます。

(日本代表の選手については、私なんぞがまとめるよりも詳しい情報がたくさん溢れているので省かせていただきます。)

ワインと言えばフランスでしょ?そんな概念が覆され、ワインの新世界(ニューワールド)呼ばれるアメリカやチリなどのワインも人気になってきた昨今。

王道ワインはもちろん美味しいけど、新世界も負けていない!

サーフィンの強豪国はもちろん強いけど、新世界も目立ってきた!

ヨーロッパにインドネシア、そして日本。サーフィンのニューワールド。

この先もっともっとたくさんの国の方が活躍するんだろうな。

目次

サーフィンのニューワールド CT選手達のプロフィール

サーフィンの魅力のひとつは自然との繋がりを感じられるところではないでしょうか?

波を求めて世界を旅したくなる気持ちもよくわかります。

もう何年もサーフィンをしていない私が偉そうに語れないのですが、波待ちをして浮かんでいるだけでも自然の力の癒しパワーがそこにはありました。

今大会のタヒチについては画面越しからでも神秘的な美しさや偉大さが伝わってきそうです。

パワフルな波(7メートルの波や巨大なチューブが出現する事もある)で有名な場所で、海底は珊瑚礁。

過去には地元の方が亡くなったり、脳震盪で入院、珊瑚礁に当たって切れて怪我をしたり・・・

波を知り尽くしているCTサーファーでも「好きなサーフスポットの一つだけど、とても恐怖心もある場所」と言うのだから、観てるこちらもヒヤヒヤしちゃいます。

オリンピックという晴れ舞台では、無理する選手もいるだろうから、

本当に気をつけてね!!!怪我しないでね!!!無理しなくて良いからね!!!ヘルメット被りなさーい!!!!!と、既に口うるさいオカンの気持ちになって見守っています。

とは言え、巨大なチューブを制覇した選手は本当に嬉しそうだし、絵になると言うのか、雑誌の表紙の世界、壁に飾りたくなる程美しいとどう表現すれば伝わるのか・・・それはそれは輝いている瞬間で感動するのです。

感動の瞬間を一人でも多くの方が見られますように。

南アフリカ代表

ジョディ・スミス(Jordy Smith)

2024年7月時点でCTランキング 7位

1988年2月11日生まれ 36歳

190cm 88kg

クワズール・ナタール州 ダーバン

レギュラースタンス

2008年からCTで活躍し続けているベテランです。

東京オリンピックは代表選手にエラヴァレていましたが、サーフィン中の膝の怪我により欠場しています。

南アフリカ出身のモデルリンドール・ジャービスと結婚、2020年に男の子が生まれています。

サーフボードのシェイパーである父、グラハム・スミスの影響から、3歳の時に南アフリカ・ダーバンのニューピアでサーフィンを始める。海から少し離れた町に生まれ育ったため、幼少期には、ウィークデーはサッカーを楽しみ、ウィークエンドにサーフィンをする日々を過ごした。

決して裕福な家庭環境ではなかったが、いつしかサーフスターとなり、家族を幸せにすることを夢見てサーフィンに打ち込んだという。

Red bull ジョーディ・スミス

マシュー・マクギリブレイ(Matthew McGillivray)

2024年7月時点でCTランキング 18位

1997年3月26日生まれ 27歳

180cm 73kg

東ケープ州 ジェフリーズベイ

レギュラースタンス

オリンピック初出場です。

スカイダイビングやベース・ジャンプ(高い建物や断崖から飛び降りるスポーツ)も好きなようで、Instagramにはその様子で溢れています。

兄が2人いて、彼らは中古のサーフボードを手に入れてサーフィンを習い始めた。当時10歳だった僕は、兄達がやっていることはなんでもやりたかったから、一緒に海に入るようになってサーフィンが大好きになったんだ。

オリンピック McGILLIVRAY Matthew

インドネシア代表 

和井田 理央(Rio Waida)

2024年7月時点でCTランキング 10位

2000年1月25日生まれ 24歳

170cm 64kg

バリ島 ウルワツ

レギュラースタンス

2度目のオリンピック出場です。

インドネシア人の父親と日本人の母親のもと、埼玉県に生まれていますが、インドネシア代表として頑張っています。

「両親が毎日ビーチに行っていて、僕も連れられて行っていました。」5歳のときに家族でインドネシアのバリ島に移住した和井田は、父そして母に導かれるようにしてサーフィンを始めた。

「初めは海が怖かったのですが、両親は怖がる自分をよそにサーフボードに乗せたんです。それが始まりでした」

「今の僕があるのは、母、そして父のおかげです」

オリンピック 和井田理央

コスタリカ代表 

ブリサ・ヘネシー(Brisa Hennessy)

2024年7月時点でCTランキング 3位

1999年9月16日生まれ 27歳

162cm 57kg

グアナカステ州 マタパロ

レギュラースタンス

2度目のオリンピック出場です。

2024年5月に開催されたタヒチプロでは準優勝しています。

16歳の頃から体型に悩み、3年間の摂食障害や甲状腺機能低下症やうつ病、EBウイルス、最近ではて2023年に下垂体腺腫などホルモンの病気に悩まされてきたと言います。

他人からは完璧な人生を送っているように見えても、長年秘めていた自分ではどうする事も出来ない病気という苦しみ。

メンタルヘルスで悩む人達の為にも自身のメンタルについて公表しています。

コスタリカのジャングルで育ったヘネシーは自然に深く感謝しながら育った。父親は漁師、母親は料理人で夫が撮った魚をよく料理していた。

「ラジオと発電機はあるけど、携帯電話も電気もなく、オープンな環境でシンプルな生活を満喫していました。

海へのアクセスも良く、両親はサーフスクールを経営し、家族でサーフィンをしながら生活するのを夢見ていました。両親にとって海が全てだったの。私たちはみんななんらかの形で海に呼び戻されている気がする。水は私たちの存在の一部で、少なくとも私はサーフボードの上に生まれたんだと思う。両親にまだ確認していないけどね。」

オリンピック Brisa Hennessy

フランス代表 

カウリ・ヴァースト(Kauli Vaast)

2002年2月26日生まれ 22歳

176cm 70kg

タヒチ島 ヴィラオ 

グーフィースタンス

初のオリンピック出場となりました。

QSの選手として活躍中ですが、CTのタヒチプロ大会にも出場経験があります。

タヒチで最も悪名高いリーフパス、チョープー(Teahupo’o)のほど近くに住むカウリ・ヴァアストがこのフランス領ポリネシアの最も有名かつ手強い波でサーフィンを上達させるのに長い時間はかからなかった。この厳しい環境は、グーフィーフッターのヴァアストが成功を手にするための基礎となった。8歳から世界各地を巡り、様々なイベントで優勝を手にしてきたヴァアストは、ヨーロッパのスモールウェーブで卓越したテクニックを身につけたあと、タヒチのチャレンジングなコンディションでその強烈な才能を磨き続けている。

レッドブル カウリ・ヴァアスト

ジョアン・ディフェイ(Johnaae Defay)

2024年7月時点でCTランキング 6位

1993年11月19日生まれ 30歳

167cm 61kg

レユニオン島

レギュラースタンス

2度目のオリンピック出場です。

1993年生まれのジョアン・ディフェイが今日、サーフィンをしているのは、父親のおかげだ。

波を捕まえるのが好きな父親は、自分の娘にも海に入ってほしいと考えていた。初めは娘が嫌がっていたため、8歳になるまで辛抱強く待ち、再度挑戦したところ喜んでくれた。

オリンピック ジョアン・ディフェイ

ヴァヒネ・フィエロ(Vahine Fierro)

2024年5月CTタヒチプロ 優勝

1999年12月2日生まれ 24歳

162cm 45kg

フアヒネ島

グーフィースタンス

オリンピック初出場。

CT選手ではありませんが、タヒチプロにワイルドカード枠で出場した際に優勝しています。

オリンピックのメダル最有力候補の一人なので紹介させていただきますした。

水中で笑顔でいるのは、見た目ほど簡単じゃないのよ😁
タヒチの島々に住み、このような美しい場所でサーフィンができるのはとても幸運なことです。
私の水に対する情熱は、その中で生活する素晴らしい生命にまで及んでいます。これらの特別な生態系を保護するために、私たちはできる限りのことをしなければなりません。
それは日常生活において正しい決断をするということです。どんな小さな行動も重要なのです。

パナソニックの寄付金は、500匹のサンゴの苗床を作ることで、タヒチのサンゴ礁の回復に役立てられます。

モロッコ代表 

ラムジ・ブーヒアム(Ramzi Boukhiam)

2024年7月時点でCTランキング 13位

1993年9月14日生まれ 30歳

184cm 85kg

アガディール

グーフィースタンス

2度目のオリンピック出場となりましたが、CTは今シーズンからフル参戦しています。

なんという瞬間だろう!10年間の浮き沈み、 モロッコ人およびアラブ人サーファーとして初めてCTツアーに出場できたことを光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いだ。🙏🏼🇲🇦 モロッコのサポーターは本当に最高です。🇲🇦 どんな時も私を信じてくれたスポンサーに特別なエールを送ります。

アガディール出身の小さい子供の夢がついに叶った。幸運なことに、私がどんなに大きな夢を見ても、いつも信じて応援してくれた素晴らしい両親と、このスポーツを始めさせてくれた兄に恵まれた。父も誇りに思ってくれていると思う。❤️💫

ハムドゥッラー(ありがとう)すべてに、そしてインシャーラー(神の意思がそうであるなら)最高はこれからだ 🙏🏼💪🏼

そして最後に、これに心血を注ぎ、僕にとって素晴らしいコーチに感謝の意を表したい 🙏🏾

イタリア代表 

レオナルド・フィオラバンティ(Leonardo Fioravanti)

2024年7月時点でCTランキング 21位

1997年12月8日生まれ 26歳

180cm 80kg

ラツィオ州 ローマ

レギュラースタンス

2度目のオリンピック。

ハワイ出身のフィットネスウェアの経営者ソフィア・ウィルソンと婚約中です。

私をサポートしてくれるイタリア連盟やコーチ、信じてくれるスポンサーに感謝したい。

家族、ソフィア、友人達の存在がなければ、頑張ることはできなかった。

そして最後に、イタリアや世界中のファンのみんなありがとう!

メダルを獲りに行こう!!!

イタリア人であることをますます誇りに思う。

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