今まで日本の空港でさえも抜き打ち荷物チェックをされた事なかった私。
もちろん、いつ荷物チェックされても大丈夫なように持ち込み不可のものは入れないようにしてきたのだけど・・・
まさかのメキシコで呼び止められてしまった!!!!
メキシコの持ち込み制限についてちゃんと調べるの忘れてた・・・
なんか・・・アイコスダメだった気がする・・・
旦那アイコス持ってるで・・・しかも乗り継ぎで行ったヒューストンで買ったワインも入ってる・・・
万全に準備をしている時は何も起こらないのに、こういうちゃんと調べていない時に限ってこうなるのよね〜
ど・・・どうなる・・・私〜!!!!!!!
って焦った時のお話です。
メキシコの持ち込み制限品についても調べ直しましたよ!私のように焦る人が減りますように。
(2024年4月にカンクンに行った時のお話です。)
メキシコへの持ち込み禁止・税関申告が必要な物について
メキシコへの持ち込み禁止・税関申告が必要な物については、外務省の海外安全ホームページ査証、出入国審査等→4.通関に記載されていました!
・植物(米、野菜、果物、種子)、土、肉類、魚類などは、持込みが禁止されています。国際旅行者の荷物(旅具)と見なされる範囲については、免税で持ち込むことが出来ますが、免税範囲を超える場合、税関申告書で申告を行う必要があります。
・アルコール飲料やタバコを旅具の範囲外で持ち込む場合、多額の関税(品目によって税率が異なるため、個別の確認が必要)がかかり、現在メキシコではその場での破棄も認めない対応をとっているため、多額の税金を請求されたというトラブルが報告されています。
・麻薬類の持込みは禁止されています。また、日本の市販薬の中には、メキシコ国内法の禁止成分が含まれているものもあり、薬剤の持込みに関するトラブルも発生しています。無要なトラブルを避けるため、薬剤や類似物(ビタミン剤等)の持込みに際しては、オリジナル容器で携行する、滞在に必要な量及び予備のみを持参する、医師等発行の薬剤携行証明書(英文)を携行する、税関で申告する等の注意が必要です。なお、詳細な法規制については、駐日メキシコ大使館(電話:03-3581-1131)へご確認ください。
外務省 海外安全ホームページ
離乳食やお菓子にインスタント食品、子供の解熱剤などの薬、アメリカで大好きなワインを4本も購入してきた私。
上記に当てはまる物を持っていたのです。
そして・・・何よりも没収というよりお金を払わされそうな事が書かれているアイコスを持っている旦那。
どうなったでしょうか??
免税基準については、メキシコ税関HPのWhat is included in your luggage?に細かく記載されており、
カメラビデオカメラは2台まで・ノートブックは1台まで・おもちゃは5点までとか細かすぎて書ききれない!!!
とは言っても旅行で行く荷物の範囲であればほとんど税関申告の不要だろうなぁというものばかりなので、省かせていただきます。
荷物が多くなる長期滞在者や動画クリエイターの方など心配な方は確認してみてね!
私たちがスーツケースに入れていた物で咄嗟にヤバイかもと思っていたのが、アイコスとワインです。
離乳食やインスタント食品、お菓子はアメリカに合わせて肉製品(肉エキスを含め)を持ってきていなかったから、大丈夫だろうと。
気になるワインとアイコスの免税範囲についてですが・・・
18歳以上の旅行者は最大10箱のタバコ、葉巻25本またはタバコ粉200グラム、3リットル以内アルコール。ワインは6リットル以内。
メキシコ税関ホームページ
としっかり記載してありました。
通常サイズのワインなら720mlなので8本まで
タバコ10箱も1カートンなら免税範囲内だったのです。
これを超えてしまうと高額な税金を請求される。とのことです。
タバコがOKなのはわかったけど、アイコスはどうなのでしょう?
電子ニコチン送達システム(ENDS)ニコチンを含まない商品(SSSNやACNS)また類似した電子たばこは2021年10月22日から輸出入禁止となっている。
メキシコ税関ホームページ
となっています。
アイコスのような加熱式タバコについては、輸入禁止の対象から除外されている時期もあったようですが、VAPEを含む全ての
電子タバコの持ち込みが禁止されています。
タバコを吸わない私からすると、電子タバコと加熱式タバコの違いさえわからないのですが・・・
喫煙者の方がメキシコに行くなら知っておきたいニュース。
メキシコで2023年1月25日世界で最も厳しいレベルの「反たばこ法」が施行され、公共の場での喫煙が全面禁止となった。
BBCニュース
この記事にもあるように、メキシコでのたばこ事情はかなり厳しそうですね。
禁煙スペースで喫煙した場合、1,000ペソから10,000ペソの罰金となるようです。
オールインクルーシブのホテルに泊まる方が多いだろうから大丈夫だと思いますが、先程紹介した外務省のホームページ内に記載のある通関の際に頻繁に没収される物品についてが、スペイン語だったので翻訳しておきます。
頻繁に没収されている物品について
フレッシュチーズ・ハンドメイド製品・冷凍冷蔵のお肉(牛・豚・鳥)・卵・切り花や観葉植物・豆類米とうもろこしなどの穀類・果物や野菜など生鮮食品・土・麦・羽毛を使った寝具・エビカニロブスターなどの魚介類
メキシコ税関ホームページ
では、カンクンで荷物チェックにあった時のお話です。
実際に荷物チェックに連れて行かれた時の体験談
ヒューストンからの移動だった私達。
機内も空いていて、入国審査も空いていたので、スイスイスーイと順調にバゲージクレームへ。
国際線では珍しく荷物待ちをする乗客達でいっぱいでした。
私達が預けていた荷物はスーツケース2つで、1つはすぐに回ってきました。
どんどん減っていく荷物と同じフライトの乗客達・・・
「なぁなぁヤバない??」
「誰か間違えて持って行った系??」
「いや・・・ロストバゲージかな?」
盗難かロストバゲージに巻き込まれてしまったかと、ソワソワ。
人生初のロストバゲージがメキシコとか勘弁してくれ!
スペイン語なんてオーラ(Hi)とアディオス(Good bye)しか知らんのに・・・。絶対ヤバいやん。
心配していた通り・・・
私達のスーツケースは出て来ず、バゲージクレームの流し台が止まってしまいました。
お・・・終わった・・・。
さて、どうしたもんかと顔を見合わせていると、地上係員が流し台の奥から私達のスーツケースを持って来てくれました!!!
良かった〜!とホッと安心していたら、
「あっちのカウンターへ行け」(英語)と。スーツケースには、赤色のタグが付けられていた。
あっちの方向を見ると、笑顔無しの強面の軍隊のような服を着たマッチョマン達。
そう・・・ランダムにチェックされる税関検査の対象となったのです。
税関検査場には、荷物を広げる為の台が4台用意されており、満員御礼にみんなチェックを受けている。
すぐ近くには、罰金なのか税金なのかお金を払う為の料金所があり、先にチェックを受けた人達がお金を払わされている・・・。しかも数組並んでる。
最悪や。コレは確実にみんななんだかんだで税金を請求されるパターンだな・・・
強面のマッチョマン検査官は、荷物台にスーツケースを載せろと文字通り指で指図してくる。
まず、この場所に連れて来られた人達は、持っている荷物を全て開けさせられ、スーツケースの中身を丸出し状態で順番にチェックしてもらうのを待つ感じでした。
待っている間も
スマホを触っている人には「スマホ触るな!」って怒ってる強面のマッチョマン検査官。
隣の男性は、フラフラしながら「何も持ってない!」って怒ってて逆に怪しいし。
後ろのカップルは2人なのに荷物がやたら多く、ヴィトンのスーツケースの中には派手な服がいっぱいで気になるし。
呼び止められている人達は確かに怪しそうな人達ばっかり。さすが検査官見る目あるなぁと感心してしまった。
それに比べたら私達なんてただの子連れファミリーやん・・・・なぜ、ここにいる?
で、私達の番に。
「FOOD?、CIGARETTE?、ALCOHOL?」と真顔で英語の単語で聞いてくるだけ。
「ワインと、子供の離乳食に、おやつに、うどんに、アイコス」って答える旦那。アイコスだけめっちゃ小声のゴニョゴニョで、私のワインを最初に強調して言う旦那。
この人、完全に私のワインを生贄にしようとしてる。
見事に検査官も「WINE!?HOW MANY??」とワインに引っかかる。
「4本」って答えると、
ちゃんと全て確認させられました。
しかもこのワイン、
割れないように洋服に包んだり、水着に包んだり、オムツに包んだりと・・・色んな所に入れていた。
まるで隠していたかのように次々出てくるワイン。
怪しすぎるよね?
もちろんずっっっと目の前で見てる検査官。
スーツケースの中には、どん兵衛もアイコスも入っていて、検査官もバッチリ見てるのですが、
それらはスルーでした。
4本目のワインを確認すると、
「GO!」と一言。
解放されました〜!!!!無罪放免!簡単な英語だけで助かった!
内心、もう旦那のアイコスは没収してくれ。これを機に禁煙させるからって思っていたけど、
アイコスも無事でした。
さて、皆様はアイコスは没収されるのか、罰金はいくらなのかが気になって読んでいただいたと思いますが・・・
ここまで読んでいただいて、役立たずで非常に申し訳ないのですが・・・不明です。
結局は・・・その時担当してくれる検査官次第なのだと思います。
荷物チェックに呼び止められない運次第。
滞在中に出会ったカンクンに長く住んでいる日本人の方は、アイコスが没収されたって聞いた事ないって言ってました。
しかし今回調べ直してみて、タバコや電子タバコについての規制は近年特に厳しくなっているようなので、「あの人大丈夫だったらしい〜」って油断出来ないと思います。
ワインも「見逃してもらえてラッキーやったな」とかこの時は言っていたのですが、それは持ち込みOKの免税範囲内だったので、見逃してもらったわけではなかったのです。
もし友人がメキシコに行くと言うならば・・・
「アイコス持っていくのやめとき!我慢できないならせめて紙タバコを持って行った方が良いよ。空港で見つかっても免税範囲なら大丈夫だから!そもそもあの国・・・喫煙スペースなんて無いと思って行った方が良い!」って言います。
愛煙家の旦那様。ホテルには離れた路地などに吸える場所があったようですが、肩身の狭い思いをしてました。
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