サーフィンのUS Open とWSL 2022について

Huntington Beach

決勝に向けて、US Openが盛り上がってきました!!!
Live映像からも、赤い屋根のピアがいい感じにハンティントンビーチで観戦しているかのような気分を味わしてくれる。

日本からは、オリンピック銀メダリストのカノア(五十嵐カノア)銅メダリストのアムロちゃん都筑有夢路)、オリンピックに出場していた大原洋人、前田マヒナ、他にも村上舜、松田詩野、稲葉玲王、西修司、黒川日菜子、野中美波、脇田紗良と多数出場しています。

今はブラジル選手達の勢いがすごいサーフィン界ですが、カノアを筆頭に日本選手も活躍しています。アメリカの時代、オーストラリアの時代、ブラジルの時代・・・続くは日本だぁ!!

オリンピックでの日本人選手の活躍のおかげで、サーフィン観戦に興味を持った方もいらっしゃると思うので、改めてファン目線で大好きなWSLを説明したいと思います。

CT観戦好きと公言しときながら、未だにジャッジの基準やルールや選抜に”?”と思う事だらけの私の浅はかな知識ではございますが、一緒に楽しみましょー!

WSL(World Surf League)について

US Open of Surfing とは

2021年9月20日から26日まで開催されているUS Open of Surfing。CS第一戦。

 

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アメリカ最大のサーフィンのメッカハンティントンビーチで毎年開催されている大会です。
大会中には50万人が集まると言われていて、世界中のサーフィンファンが大注目する大会です。

この大会を含む4つのCS大会の最終ランキングで男子はトップ12、女子はトップ6に入ることで、サーフィンの最高峰CTへの参戦資格を得る事ができるのです!!!
CTファンとしてはとても興味深い試合のひとつです。

過去には2015年に大原洋人、2017年2018年は五十嵐カノアが優勝しているので、是非ともカノアに3連覇していただきたいです。

CTとは、Champion ship Tour(チャンピオンシップツアー)

サーフィン界の最高峰。
世界各地の選ばれしプロサーファー達の集まりです。
サーフィンをしている子ども達だけでなく、プロサーファーが目標とする場所。

その中でトップとなればワールドチャンピオンと呼ばれ、世界1位のサーファーということに。
2021年シーズンは既に全てのCTが終了しており、ワールドチャンピオンは男子はメディーナ(Gabriel Medina)、女子はカリッサムーア(Carissa Moore)がワールドチャンピオンに輝いています。

 

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2022年は1月29日にスタート予定!!!!
11試合が予定されていますが、さまざまな国での開催となる為コロナの影響で中止される可能性あり。(2020年は全てキャンセル2021年も影響を受けてスケジュールの改定されつつもタヒチの大会はキャンセルに)

CTに参戦できるのは、      男子36名 女子18名
内訳は、
CT前シーズンの上位者枠 男子20名   女子9名
ワイルドカード枠     男子2名  女子2名
CS上位者枠       男子12名  女子6名
イベントワイルドカード枠  男子2名 女子1名
・ワイルドカードは、インジュリーワイルドカードと呼ばれ、怪我によるCTツアー離脱で新シーズンのCT入りを逃した人が選ばれる。
・イベントワイルドカードは大会ごとに特別枠としてCTサーファー資格を付与するもの。
イベントワイルドカードは、ローカルトライアル(開催地の若手サーファーで競い合う)で決められたり、その時に開催される大会のメインスポンサーが決めたり、WSLが決めたりで、どうしても人気のある選手が有利になるので、公平なのか問題になったりしています。
ファンとしては引退した好きな選手が選ばれたりするので、それはそれでビッグサプライズで嬉しい。

CSとは、 Challenger  Series(チャレンジャーシリーズ)

こちらが今開催されているUS Open of Surfing
男子96名、女子64名が参戦しています。
10月にはMEO Vissla ProQuiksilver Pro11月にはHaleiwa Challengerが開催予定。

この4つの大会の男子上位12名 女子上位6名がCTへの出場権を得る事ができます。
新たな日本人選手のCT入りを期待!!!

2019年まではQS(クオリファイングシリーズ)ランキングでCT出場となっていたのですが、2021年からは新たに加わったCSによってCTへの出場者が決まる事となりました。

QSとは Qualifying Series(クオリファイング シリーズ)

2021年2月から7月まで開催されていたQSの結果によって、北アメリカ、南アメリカ、ハワイ、オセアニア、アジア、ヨーロッパ、アフリカの7つの地域に分けてそれぞれから決められた人数がCSに出場できる。

アジアには男女各6枠が与えられており、
今回は
五十嵐カノア大原洋人村上舜稲葉玲王西修司和井田理央(インドネシア)
都筑有夢路前田マヒナ松田詩野黒川日菜子野中美波、Kailani Johnson(インドネシア)
ワイルドカード枠として 脇田紗良、Oney Anwar(インドネシア)がCSに出場 しています。

ここで思う疑問が、「カノアは、前シーズンのランキング8位なんだからCSの大会に参加しなくても良いんじゃないの?」と思うのですが、CT選手全員にCS出場枠が与えられており、原則、男子のCT選手は2つのCSイベントに、女子は1つCSイベントに出場することが必須とされているのです。

でも、CSに参加敷いていないCT選手いっぱいいる気がするのですが・・・

原則だからそこは良いのか?私も謎です。

とは言え、ハンティントンビーチで生まれ育ったカノアにとっては、US Openはとっても大切にしている大会。地元なだけあってファンの声援も大きい事がLive映像からもわかります。
既に2017年・2018年と日本人で初めての連覇を成し遂げているので、今回の3連覇を期待しながら応援しています!